赤字国債(特例債)

“Turn away from Selfness.”

 戦後、赤字国債(特例債)の発行が、本格的に始まったのは、1973年に、第一次石油危機が始まった後の、1975(昭和50)年度です。1947(昭和22)年度から1964(昭和39)年度まで、国債は、一切、発行されていません(財務省のこの資料を参照して下さい)。

 僕が、ずっと、問題視しているのは、建設国債(4条債)ではなく、赤字国債です。赤字国債を発行することは、「今日の自分の飲食代を、将来の世代に支払わせる」ようなもので、人の道から外れた行為です。赤字国債の発行は、そもそも、財政法4条1項違反です。

 赤字国債は、日本政府が貧しいから、発行を余儀なくされて、今に至っている訳ではなく、日本政府の(金融の世界における)信用度が高く、どちらかと言えば、貸し込まれてきて、今に至っていると、僕は考えています。

 高度経済成長を成し遂げた日本の政府が、連合国(United Nations)からの真の独立に向けて動くことは、国際金融の世界において支配的な立場を維持する諸勢力にとって、目障りだったのでしょう。公式の文書には現れにくい「外圧」によって、日本政府が、赤字国債の発行を繰り返して財政赤字に陥るよう、仕向けられてきたと、僕は、見ています。

 目障りな日本政府を、財政赤字に陥らせ、利払いだけで四苦八苦するように仕向けてしまえば、以後、上記の諸勢力にとって、日本への内政干渉は、赤子の手をひねるのと同じぐらい、容易になります。

 西暦2040(皇紀2700)年3月31日までに、赤字国債の残高をゼロにして、上記の諸勢力の影響を、なるべく低減させたい。2016年の参院選において出馬した際に、申し上げましたことですが、今も、もちろん、僕は、そう思っています。